突然ですが、最近肌の乾燥や肌荒れに悩んでいませんか?もしかしたらその原因は角層のセラミド不足が原因かもしれません。
セラミドは肌の保湿やバリア機能に大きく関わる成分ですが、加齢やターンオーバーの乱れなどが原因で減少してしまうのです。
加齢などによって減少してしまったセラミドを補うなら、セラミド配合のスキンケアアイテムがおすすめ!
この記事では、セラミドの種類やセラミ配合スキンケアの選び方をコスメコンシェルジュが解説します。最後の章では、おすすめのセラミド配合美容液を5つもご紹介するのでぜひ参考にしてくださいね。
お肌の必須成分「セラミド」について
セラミドは、角質層の細胞と細胞の間にある「細胞間脂質」を構成する成分のひとつです。細胞間脂質の約50%はセラミドが占めており、水分を保持する機能や外部刺激から守るバリア機能をもっています。
セラミドが不足した肌はこれらの機能が低下するため、乾燥しやすく肌トラブルが起きやすい「乾燥性敏感肌」の状態になります。
セラミドは肌の必須成分といえますが、加齢の影響、紫外線や不規則な生活習慣によるターンオーバーの乱れ、過剰な洗顔などで不足しがちです。
年齢とともに肌の乾燥や肌荒れが気になるようになってきたなら、セラミド不足の可能性があります。潤いのある健やかな肌をキープするには、足りなくなったセラミドを外から補ってあげる必要があります。
覚えておきたいセラミドの種類
化粧水や美容液、クリームなどの基礎化粧品に配合されているセラミドには、大きく分けて4つの種類があります。
それぞれの特徴をチェックしてみましょう。
ヒト型セラミド
ヒト型セラミドは、酵母を使ってヒトの肌にあるセラミドと似た構造になるように作られたセラミドです。
肌への浸透力や保湿力、安全性に優れているのが特徴で、セラミドの種類の中でももっとも高い効果が期待できます。
ヒト型セラミドには種類があり、それぞれ効能が異なりますので、自分の肌悩みにあったものを選ぶといいでしょう。
【ヒト型セラミドの種類】
セラミドEOP(セラミド1):保湿効果・外部刺激から保護する効果 セラミドNG(セラミド2):高い保湿効果 セラミドNP(セラミド3):保湿効果・しわ対策 セラミドEOH(セラミド4):角質とバリア機能を高める セラミドAG(セラミド5):外部刺激から保護する効果 セラミドAP(セラミド6):保湿効果・しわ対策・ターンオーバーを促す効果 セラミドAH(セラミド7):抗炎症や抗菌作用によって皮膚常在菌のバランスを整える効果 |
植物性セラミド
植物性セラミドはこんにゃくや米、とうもろこし、大豆などの植物から抽出したセラミドです。
ヒトが持つセラミドとは一部構造が異なるため親和性は劣りますが、植物由来なので肌に優しく価格が安い特徴があります。
ただし、上記の食品にアレルギーのある方は注意が必要です。
【植物性セラミドの種類】
米ヌカスフィンゴ糖脂質、ユズ果実エキスなど |
天然セラミド(動物性セラミド)
天然セラミド(動物性セラミド)は、馬の脳や脊髄から抽出したセラミドです。
動物由来なので、肌なじみがよく保湿力が高いのが特徴ですが、他のセラミドと比べて価格が高い傾向があります。
【天然セラミドの種類】
セレブロシド ・ビオセラミドなど |
擬似セラミド
擬似セラミドは石油を原料にして化学的に合成したものです。
ヒト型セラミドのような高い効果は期待できませんが、価格が安くコスパが良いのが特徴です。
【擬似セラミドの種類】
ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミドなど |
セラミド配合スキンケアの選び方
セラミド配合のスキンケアアイテムを選ぶ際には、配合されている成分や配合量、付け心地などをチェックしましょう。
セラミド配合スキンケアのチェックポイントを解説します。
ヒト型セラミドが配合されているアイテムを選ぶ
セラミド配合のスキンケアアイテムを選ぶ際には、セラミドの中でも肌なじみがよく保湿力の高いヒト型セラミド配合商品を選ぶのがおすすめです。
前述したようにヒト型セラミドにはいくつかの種類がありますが、成分表記を確認する際は「セラミド〇〇」と記載がある部分に注目する必要があります。
基本的には「セラミド+英数字」か「セラミド+数字」が入りますが、以下の種類は乾燥肌や敏感肌、アトピー肌、エイジングケアへの効果が期待できますの特に注目してみてください。
- セラミドEOP(セラミド1):保湿効果・外部刺激から保護する効果
- セラミドNG(セラミド2):高い保湿効果
- セラミドNP(セラミド3):保湿効果・しわ対策
- セラミドAP(セラミド6):保湿効果・しわ対策・ターンオーバーを促す効果
全成分表記の中でセラミドの表記がなるべく先頭にあるものを選ぶ
セラミド配合の化粧品でも、配合量が少なければ高い保湿効果は期待できない場合があります。たっぷりとセラミドを補給するためにも、配合量が多いスキンケアアイテムを使うのがおすすめです。
化粧品の成分表示は含有量の多い順に記載されているので、なるべく成分表示の先頭にセラミドの表示名が記載されているものを選ぶようにしましょう。
肌負担となる添加物が入っていない
セラミドが不足した肌は、バリア機能が低下し刺激に弱い状態になっているため、肌への負担が少ない商品を選ぶのがポイントです。
商品情報や成分表示を確認して、なるべくアルコールや香料、着色料などの余分な成分が添加されていないものを選びましょう。
好みのテクスチャーで選ぶ
セラミド配合スキンケアはとろみのあるものが多いですが、配合されている成分によってテクスチャーは変わります。
長く使い続けるためにも、自分好みのテクスチャーかチェックしてから購入するようにしましょう。
口コミサイトを参考に選ぶ
配合成分や価格などの商品情報はブランドのホームページなどで確認できますが、つけ心地は実際に使ってみないとわかりませんよね。
商品のつけ心地をチェックしたいときは、口コミサイトを参考にしてみるのもおすすめです。使った人のリアルな意見が確認できるので、使用感がわかりやすいでしょう。
また、お試し価格で購入できたり、肌に合わなければ返金できたりする商品もあります。つけ心地が良いか肌質に合うかを確かめたいときは、活用してみるといいですね。
セラミド配合美容液おすすめ5選
お待たせいたしました。ここからはコスメコンシェルジュの私がおすすめのセラミド配合美容液を5つ紹介します。
実際に使用していいと思った商品だけをご紹介いたしますので、自分にあったアイテムを見つけてみてください。
エトヴォス|モイスチャライジングセラム
出典:https://etvos.com/shop/g/gCN10057-000/
ブランド名 | エトヴォス |
商品名 | モイスチャライジングセラム |
内容量 | 50ml |
価格 | 通常価格:4,400円(税込)
定期コース:3,960円 (税込) |
エトヴォスはヘアメイクアップアーティストの河北裕介さんがメイキャップ商品とコラボしているので既にご存知の方も多いのではないでしょうか。
こちらの「モイスチャライジングセラム」は、そんなエトヴォスのアイテムの中でもセラミドに着目して作られた高保湿アイテム。
5種類のヒト型セラミドをバランスよく配合しており、その効果は1本で美容液と乳液の保湿効果も期待できるほどです。
ヒアルロン酸Na、植物性プラセンタエキスなど、6種類の保湿成分が配合されているのも特徴。石油系界面活性剤やシリコン、合成香料、アルコールなど、7つの添加物を使用していないので、敏感肌の方でも安心して使用できます。
ディセンシア|アヤナス エッセンス コンセントレート
出典:https://www.decencia.co.jp/k050/
ブランド名 | ディセンシア |
商品名 | アヤナス エッセンス コンセントレート |
内容量 | 36g |
価格 | 通常価格:8,250円(税込)
定期会員価格:7,425円(税込) |
「アヤナス エッセンス コンセントレート」は、ヒト型セラミドを配合した敏感肌用美容液です。
セラミドのサイズが小さい「セラミドナノスフィア」が角層に浸透して、ハリ感のあるふっくら肌へと導いてくれます。
乳液タイプのとろみのあるテクスチャーがなめらかに肌に浸透。しっとりするのにベタつくことがないため、メイクの前でも安心して使用することができますよ。
しろ漢しろ彩|リレイズ
ブランド名 | 白漢しろ彩|リレイズ |
商品名 | リレイズ |
内容量 | 26g |
価格 | 単品コース:9,500円(税別・送料600円)
定期コース:7,600円(税別・送料無料) |
リレイズは、世界初の植物ヒト型セラミドを配合したエイジングケア美容液。シワに対する効能評価試験済みなので、気になるシワやほうれい線にアプローチしたい方におすすめです。
内容成分はセラミドの他にも、肌にハリを与えるナイアシンアミド・クイックリフト®・オルニチンを配合。
お肌の刺激となりゆる石油系界面活性剤・鉱物油・パラベン・エタノール・シリコン・紫外線吸収剤・合成着色料は使用していないため安心して使用することができます。
私は夜寝る前に顔全体と首元まで伸ばして使用するのですが、気になる眉間の小じわや目尻の笑いじわが朝には気にならないほどに改善しています。個人差もあると思いますが、シワ改善効果はとても高いと感じました。
アルビオン|エクラフチュールd
出典:https://www.albion.co.jp/products/skincare/eclf_eclfd
ブランド名 | アルビオン |
商品名 | エクラフチュールd |
内容量・価格 | 40ml:10,000円(税別)
60ml:14,000円(税別) |
「エクラフチュールd」は、ヒト型セラミドやアルビオン独自成分「ナノセスタEX」、植物から抽出した美容成分などを配合した先行美容液です。
アルビオンではブースター代わりとして使用するようにすすめられたのですが、ブースターとして使用するにはもったいないほどの保湿力があり、化粧水がいらないほどの潤いを与えてくれます。
みずみずしいテクスチャーでスピーディーに角層になじみ、お肌を柔らかくしっとり整えてくれるのが特徴。
ほのかに上品な香りが漂うので、美容液をつけているだけでテンションをあげてくれますよ!
タカミ|タカミエッセンスCR
出典:https://www.takami-labo.com/products/essence_cr
ブランド名 | タカミ |
商品名 | タカミエッセンスCR |
内容量 | 20ml |
価格 | 6,300円(税別) |
タカミといえば青いボトルのピーリングが有名ですが、「タカミエッセンスCR」もおすすめです。
こちらのアイテムは、馬由来の天然セラミドを高濃度配合した機能性美容液。保水力のあるリピジュア®や、抗炎症作用を持つ成分アラントインなども配合されています。
肌のバリア機能をサポートしてくれるので、肌を安定させたいときにぴったりのアイテムですよ。
自分に合ったセラミド化粧品で潤う美肌を手に入れよう!
肌の潤いを保ち、バリア機能を強化するには、セラミド配合のスキンケアを使用するのが一番の近道。しかし、セラミド配合のスキンケアアイテムはたくさん種類があるため、なにを基準に選んだら良いか悩みますよね。
セラミド化粧品を選ぶ際のポイントは、セラミドの種類や配合量はもちろん、つけ心地なども大事なチェックポイントです。
今回ご紹介したアイテムはどれもおすすめですが、実際にご自身の肌で使用してみるのが一番です。肌の潤い不足を感じたら、自分に合ったセラミド化粧品で保湿ケアをぜひ始めてくださいね。