鼻の両サイドから口元にかけてできる2本の太い線を「ほうれい線」といいます。
ほうれい線の由来は、人相学の”法令文(ほうれいもん)から来ているそうで、長寿のしるしとして豊麗線と書かれることもあるのだとか。
縁起のいい言葉ではありますが、ほうれい線が深くなってしまうと老けた印象を与えてしまうことがあるので注意が必要です。
今回の記事では、ほうれい線の簡単ケア方法をご紹介します。ほうれい線でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
たるみの原因
そもそもお肌がどうしてたるんでしまうのかわからない方も多いかと思います。
実は、お肌のたるみには大きく分けて2つの原因が考えられます。
- 外的要因
- 内的要因
それぞれ詳しく説明していきますので、思い当たることがあればすぐにケアを始めましょう。
外的要因
ほうれい線を深くするたるみは外的要因で起こることがあります。
特に注意したいのが「紫外線」と「乾燥」の2つです。
【紫外線】
季節を問わず降り注ぐ紫外線はお肌の大敵です。
紫外線はお肌の奥深くまで達し、真皮のコラーゲンやエラスチンまで破壊してしまいます。
紫外線からお肌を守るためにも、季節を問わず日焼け止めをしっかり塗るよう心がけましょう。
【乾燥】
乾いた空気はお肌を乾燥させ、ターンオーバーを乱します。
ターンオーバーが乱れるとお肌のバリア機能が弱まり、さらなる水分蒸発を招くため、お肌はみずみずしさを失ってしまいます。
空気が乾燥する冬だけでなく、エアコンの効いた室内で過ごすことの多い夏場も保湿ケアを欠かさないようにしましょう。
内的要因
たるみは体の内側からも引き起こされることがあります。
主な内的要因として「活性酸素」「筋肉の衰え」の2つが挙げられます。
【活性酸素】
活性酸素とは、体内に取り込まれた酸素のうち数%が他の物質と結びつき、活性化したものを指します。
ウイルスから身を守る役割がありますが、過剰に増えると細胞障害を引き起こし、お肌のコラーゲンやエラスチンなどにダメージを与えてしまいます。
また、内的要因を助長する生活習慣も見直したいところです。
例えばタバコは活性酸素を大量発生させるだけでなく、コラーゲン生成に必要不可欠なビタミンCを破壊してしまいます。タバコは百害あって一利なしですので、お肌のためにも禁煙がおすすめです。
【筋肉の衰え】
顔には表情筋があります。
あまり動かさないでいると他の筋肉と同様、衰えてお肌のたるみを招きます。
かといって、一部の筋肉ばかり酷使していると、それもやはりたるみの原因となってしまうので注意しましょう。
例えば、無意識に歯を食いしばったり歯ぎしりをしたりといった癖があると、毛細血管の血流が悪くなり、肌がたるんでしまいます。
また口をへの字にする癖は、筋肉を下の方へと引っ張ってしまうため、ほうれい線が下がりやすくなります。
たるみが現れる部位
老けた印象を与えるお肌のたるみはどんなところに現れやすいでしょうか。
たるみが現れやすい部位を見てみましょう。
まぶた
まぶた裏には挙筋腱膜という筋肉があります。
これが加齢などの原因で伸びると、まぶたが下がってたるみになります。
目の下
目の下の筋膜が衰えるとそれまで支えていた脂肪が下がってしまい、目元のたるみの原因となります。
ほうれい線
表情筋が衰えると頬の脂肪や筋肉が次第に下がり、顔全体がたるんだ印象になります。
また、口周りの脂肪の減少もほうれい線が深まる原因のひとつです。
顎下
顔全体の筋肉が衰えると重力に引っ張られ、フェイスラインが全体的に下に下がっていきます。
これまで筋肉に支えられていた脂肪も下がり、顎下にたるみを作る原因となります。
首
皮膚がとても薄い首は、顔以上に年齢を感じやすい部位です。
その上、真皮と骨をつなぐリガメント(靭帯)が顔の皮膚にはありますが、首にはありません。
そのため顔以上にたるみが出やすいと考えられています。
前傾姿勢で長時間スマホを触っていたり、高さの合わない枕を使用したりといった生活習慣も首のたるみの原因となることがあるので注意しましょう。
【老け顔改善】法令線のたるみを簡単にケアする方法!
加齢などによりさまざまな部位がたるみ始めますが、特にほうれい線のたるみは年齢以上に老けた印象を与えてしまいます。
ここではたるみ悩みで特に多い、法令線のケア方法をご紹介します。
保湿力の強いスキンケアアイテムに切り替える
たるみ予防には乾燥対策が欠かせません。
毎日のスキンケアアイテムを保湿力の強いものに切り替えましょう。
成分表をチェックして保湿成分や美容成分が配合されているものを選んでくださいね。
特にコラーゲンやヒアルロン酸、セラミドは年齢とともに減少していきます。
年齢とともに失われる美容成分は、スキンケアで外から補給するようにしましょう。
スキンケア方法の見直し
保湿力のあるアイテムでも正しく使えていなければ、保湿効果は期待できません。
スキンケア方法について今一度見直してみましょう。
大切なのは毎日お肌を綺麗にすること。特にメイクはしっかりと落とすことが大切です。
とはいえ、洗浄力が強すぎるクレンジング剤や洗顔料はお肌にダメージを与えてしまうことがあります。
また、合成界面活性剤入りのものは角質層にある保湿成分も一緒に洗い流してしまうため、かえって乾燥肌の原因を招きます。
乾燥予防には合成界面活性剤が含まれていないものを選びましょう。
ちなみに、洗顔時のお湯はぬるめが適温。入浴時のような熱めのお湯はお肌の乾燥を招きますので注意が必要です。
洗顔料はしっかりと泡立て、優しく泡で包み込むように洗いましょう。
洗顔時、ゴシゴシと力強く洗ってしまうと皮膚を傷つけてバリア機能を低下させてしまいます。
洗顔後は化粧水でたっぷりの水分を与え、必ず乳液やクリームをつけましょう。
べたつくのが嫌だから化粧水だけ使用するという方もいますが、これはかえって逆効果。
化粧水で水分を与えた後に乳液やクリームでお肌にふたをすることでお肌に水分を閉じ込め、蒸発を防ぐことができますよ。
エクササイズ
表情筋を鍛えるエクササイズはたるみ予防に効果的です。
今回はエクササイズの中でも、比較的簡単にできるものを3つご紹介します。
どれかひとつでも良いので、毎日の習慣にぜひ取り入れてみてくださいね。
【表情筋エクササイズ】
- 口角を持ち上げては戻す動作を10回くりかえす。
- 左右の頬を交互に膨らませる。これを30秒ほどくりかえす。
- 少量の水が入った500mlのペットボトルを唇でくわえて10秒ほど持ち上げる。これを3回くりかえす。※歯は使わずに口周りの口輪筋を使って行うのがコツです
いずれも簡単な動作を繰り返すだけです。仕事や家事の合間にチャレンジしてみてくださいね。
マッサージ
たるみ予防にはマッサージも効果的です。
ここではリガメントマッサージとリンパマッサージの2つをご紹介します。
【リガメントマッサージ】
筋肉や皮膚と骨をつなぐリガメント(靭帯)もたるみ予防に役立ちます。
リガメントがこわばって弾力を失うとお肌を引っ張る力が弱まり、たるみの原因となってしまいます。
リガメントをマッサージして、お肌を引き上げる力を取り戻しましょう。
やり方は簡単です。
- 両方の頬骨の下に親指を入れる
- 骨に沿って斜め上に押し上げていく
これを2分ほど続ければOKです。
簡単にできるのですきま時間に試してみてくださいね。
紫外線対策
前述したように、紫外線を浴びることでほうれい線が悪化していく恐れがあります。
室内にいるとき、冬場、曇りの日などは紫外線対策を怠ってしまいがちですが、知らずしらずのうちにお肌の劣化につながっているかもしれません。
日焼け止めはSPF35〜50位のものを使用し、毎日しっかり紫外線対策を行うようにしてください。
美容外科や美容皮膚科でリフトアップレーザーをする
ほうれい線のたるみを今すぐ解消したいなら、美容外科や美容皮膚科での施術も選択肢のひとつです。
レーザー治療によるリフトアップならメスを使わないため、ダウンタイムも短く、外科手術のような大きな施術痕も残りません。
レーザー治療の中には高周波を使ったものや赤外線を使ったものなど、さまざまな種類があります。
たるみの状態や肌質によって適正があるので、気になる方は美容クリニックで相談してみてくださいね。
ほうれい線のたるみにアプローチしたいなら「リレイズ」
「リレイズ」購入方法 | 価格 |
定期コース | 6,800円(税別・送料無料) |
通常購入 | 8,500円(税別・送料600円) |
毎日のスキンケアでほうれい線のたるみケアをしたいなら「リレイズ」がおすすめです。
リレイズは、世界で初めて植物ヒト型セラミドを配合したエイジングケア美容液。
肌が本来持っているセラミドを多く含んでいるため、肌への浸透力が高く、潤いを与えてくれます。
ほかにも、ナイアシンアミド・オルニチンなどの美容成分が配合されており、お肌のたるみ改善効果が期待できます。
ちなみに、石油系界面活性剤・鉱物油・パラベン・エタノール・シリコン・紫外線吸収剤・合成着色料などを使用しない無添加処方なので、敏感肌の方も安心して使用することができますよ。
ほうれい線のたるみを改善し老け顔にさよならしよう!
ほうれい線が現れると年齢以上に老けて見えます。
顔ヨガをしたりマッサージをしたり、レーザー治療を試したりと改善方法はいろいろありますが、まずは日々のスキンケアを見直すことが重要です。
日々の正しいスキンケアと、シワ改善効果のある化粧品をプラスすることで、肌本来の美しさを取り戻すことが可能です。
ほうれい線による老け顔に悩んでいる方は、早めのケアを行い、若々しい素肌を手に入れましょう!