首のシワができる原因はいくつかありますが、実は生まれつきのシワもあります。
残念ながら、生まれつきのシワを完全に消すことはできませんが、ネックケアをすることでシワを目立たなくさせたり、見た目を若々しく改善することは可能です。
今回は首のシワができる原因と、自分でできるケア方法を紹介します。
首のシワが気になる…という方はぜひチェックしてみてくださいね。
首のシワは顔の印象を老けさせる
顔のスキンケアやボディケア、ヘアケアには気を使っていても、首までケアしているという人は案外少ないのではないでしょうか。
首周りは年齢が出やすいパーツのひとつです。首元の皮膚はもともと乾燥しやすく、ケアを怠っているといつの間にか老化が進行し、くっきりとシワが刻まれていることも。
ネックケアをしているかどうかで、女性の顔の印象も大きく変わってきます。
また、顔のシワはメイクである程度隠せますが、首のシワはそう簡単に隠せません。さらに首のシワは顔のシワよりも長く、深くなりやすいので、どうしても目立ってしまうのです。
若々しさをキープしたいなら、スキンケアだけでなく首元のケアもしっかり行いましょう。
首のシワができる原因
早速首のシワができる原因をみていきましょう。
首にシワが刻まれる原因には、以下のようなものが挙げられます。
- 生まれつき
- 乾燥
- 加齢
- 姿勢
自分が何に当てはまるか確認してみてくださいね。
生まれつき
前述したように生まれつき、首にしわがある人もいます。首のシワには縦ジワと横ジワの2パターンがあり、特に横ジワには生まれつきのものが多いと言われています。
首のシワが生まれつきのものか判断する簡単なチェック方法は、首の皮膚を上下に伸ばしてみること。首の皮膚を上下に引っ張ったときにしわが消えない、あるいは跡が残るものであれば、生まれつき刻まれているしわの可能性が高いです。
生まれつき首にあるシワは、残念ながらどんなにケアしても完全に解消することはできません。
ただし、ネックケアを怠っていると、生まれつきの首のシワがさらに深くなり、老けて見えてしまうので注意が必要です。
乾燥
首の皮膚はほかの部位の皮膚を比べて薄く、乾燥しやすい性質があります。
また首周りは汗をかきやすいため、汗により水分が蒸発すると、さらに乾燥が進みます。乾燥して肌の内部の水分量が減ると、皮膚は干ばつを起こしたように体積がしぼみ、やがてシワが刻まれます。
また、肌の一番表面にある表皮は、肌の内部を外敵から守るバリア機能を持っています。
肌が乾燥していると表皮のバリア機能が低下し、紫外線などのダメージを受けやすくなります。
紫外線はメラニンを生成してシミを作るほか、肌のハリに欠かせないコラーゲンなどの成分を破壊して、シワやたるみの原因となります。このように、乾燥による肌への影響は大きいのです。
乾燥による首のシワは、縦にも刻まれやすいのが特徴です。
縦ジワは姿勢などの生活習慣ではつきにくいので、もし縦ジワが目立つようであれば、それは乾燥が原因でできたシワの可能性があります。
加齢
肌の内部にある真皮層には、肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチン、肌の水分を保持するヒアルロン酸などがあります。
若い頃はこれらの美容成分が十分に生成され、肌のハリが保たれています。
しかし、年齢を重ねると肌の新陳代謝が低下して、これらの美容成分の生成量が減少します。すると肌はハリを失い、首周りにシワができてしまいます。
加齢によってシワができるメカニズムは顔でも首でも同じですが、首のシワは顔のシワよりも深く大きいので、余計に目立ってしまいます。年齢を重ねた肌には、外から美容成分を補う必要があります。
姿勢
猫背で首を前に突き出したような姿勢やうつむいた姿勢は、首回りを支える皮膚に負担をかけます。
特に最近は、スマートフォン・パソコンの普及やデスクワークの増加によって、姿勢が悪くなったり、長時間うつむいた姿勢を取ったりすることが増えてきています。
本来、姿勢によってできるシワは一時的なもので、姿勢を正せば元の状態に戻ります。
ただし肌がハリを失っていると、姿勢を正しても皮膚が元の状態に戻りにくく、徐々にシワが深く刻まれるようになります。
また、日常生活の姿勢でもうひとつ気をつけなければならないのが、寝相です。
横向きで寝る、丸くなって寝るなどの姿勢では、首にシワが刻まれやすくなります。
睡眠をとっている間にずっと首に負担をかけるような姿勢では、起きてもシワが戻りにくくなってしまいます。
朝起きたときに首周りにシワができている人は、寝相が原因で首のシワができている可能性があるので注意しましょう。
首のしわを改善する方法
いかがでしたでしょうか?
思い当たるものも多かったのではないでしょうか。
首のシワの予防・改善方法は以下の内容がおすすめです!
- 保湿
- 姿勢の改善
- マッサージ
- 美容医療
ひとつずつ詳しく説明していきますので、あなたにあった方法を試してみてください。
保湿
肌が乾燥するとシワができやすくなります。首のシワを改善するために、しっかり保湿ケアしましょう。
体の保湿にクリームを使う方も多いと思いますが、本来クリームは水分が蒸発しないように肌に蓋をするものです。
できれば、化粧水を使って潤いを満たしてから、クリームを使った方がより効果的。
保湿ケアのステップを追加するのが面倒だという方は、顔の保湿ケアを首元にも同じようにするだけでも十分です。
首元に化粧水やクリームをつけるときは、両手で覆うようにして、マッサージしながら保湿するとよいでしょう。
姿勢を整える
毎日の姿勢を意識するだけでも、首のシワ改善につながります。
スマートフォンやパソコンの使用で首にシワができている人は、画面の高さを目線に合わせる工夫をしましょう。
スマートフォンを使うときはうつむくのではなく、腕を上げてスマートフォンの画面が目線と同じになるようにしてください。
また、画面を凝視していると猫背になりやすいので、画面から20~30cmほど離して見るようにしましょう。
パソコンは、デスクトップならディスプレイを目線の高さに合わせてください、ノートパソコンの場合は、パソコンスタンドなどを活用するのもよいでしょう。
姿勢改善について、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事もチェックしてみてくださいね✔️
いつの間にか深くなってしまった首のシワやたるみ、年齢のせいだから仕方ないとあきらめてはいませんか? 首は年齢が現れやすい…
また、寝ているといつの間にか体が丸くなっている、など寝方が問題で首にシワができている可能性がある人は、首に負担をかけない寝相を心がけましょう。
頭を枕の中心に置き、あごは引かずに仰向けの姿勢で寝ます。枕で頭をしっかり支えられれば、首が曲がってシワができてしまうことを防げます。
ただし、高すぎる枕は首が曲がってしまうため、自分に合った高さの枕を使うことも重要です。
寝具店で枕をオーダーメイドしてもらうのもよいでしょう。自分にぴったりの枕を使うと睡眠の質があがるので、美肌や疲労回復にも効果的ですよ。
マッサージ
マッサージにより血流がよくなると、老廃物が除去されて代謝があがり、シワが改善にも効果的です。
特におすすめなのがリンパマッサージ。全身を流れるリンパ管には体内の不要な物質が集まり、リンパ節で処理されて体外に排出されます。
耳の周囲や首の周りにはリンパ節があるため、マッサージでリンパの流れをよくすると、老廃物が除去されてシワが改善されます。
リンパマッサージのやり方
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鎖骨を押すときは、2~3秒押さえて離す、というのを数回繰り返しましょう。鎖骨の真ん中から外側に向かって、まんべんなくマッサージするのがポイントです。
またクリームをつけた状態でマッサージをすると、滑りがよくなり肌への摩擦が軽減されます。保湿ケアと合わせて、リンパマッサージを取り入れてみてはいかがでしょうか。
医療美容
首のシワを改善したいなら、美容医療でケアするのもひとつの方法です。
美容皮膚科や美容整形では、レーザーや注射による治療などがあります。また、鍼灸院では美容鍼などのメニューを揃えているところもあります。
治療内容や通常料金に関する情報は、各クリニックのホームページで確認できます。ただし美容医療には治療リスクもあるので、信頼できる医師の元、治療を行うようにしてくださいね。
まずは手軽にできることからはじめよう!
首のシワができるのは、生まれつき、乾燥、姿勢が悪いなどの原因が挙げられます。首にシワができやすくなるような生活習慣はないか、今一度見直してみましょう。
首のシワを改善したいなら、医療美容に頼る方法もありますが、セルフケアなしでは効果は長続きしません。
まずは自宅でできる保湿や姿勢の改善、マッサージなどから取り入れてみましょう。シワ用のエイジング美容液を顔に塗るついでに、首のシワに塗るのも手軽でおすすめです。
顔だけではなく首にもエイジングケアを取り入れて、気になるシワ改善を目指しましょう!
年齢別の首のシワ改善方法についてはこちらの記事で詳しく解説しております✔️
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