口角から下に向かってできるマリオネットライン。
エイジングサインのひとつでもあり、「年齢のせいだし仕方ない」「美容鍼灸や美容医療でないと消せない」と諦めている方もいるのではないでしょうか。
一度できてしまうと厄介なマリオネットライン ですが、実は筋トレで目立たなくすることができます。
今回は気になるマリオネットラインを解消する顔ヨガやエクササイズ、スキンケア方法を紹介します。年齢に負けない、美しい口元を手に入れましょう。
マリオネットラインは口角から顎に向かって伸びる溝
マリオネットラインとは、口角から下に向かって伸びる溝のことです。
ほうれい線エリアの下側にできるのが特徴で、笑っている時はあまり目立たないものの、口を閉じていると腹話術の人形のように見えることから、このように呼ばれています。
40代から頬の下側に現れ始め、50代になるとはっきりと目立つようになる人が多いです。
シワやたるみ、ほうれい線など、年齢とともに増える肌のお悩みはさまざまありますが、中でもマリオネットラインは表情への影響が大きいため注意が必要です。
マリオネットラインがあると口角が下がっているように見えるため、不機嫌で気難しそうに見えたり、表情が暗く見えたりしまいます。
まずはマリオネットラインができる原因を知り、対策方法やケア方法を考えていきましょう。
マリオネットラインができる原因
ここからは、マリオネットラインができる原因を解説します。
マリオネットラインは生活習慣と大きな関係があり、これらの習慣は無意識によるものが多いです。
下記原因に当てはまるものがないかチェックしてみてくださいね。
- 頬の筋肉のたるみ
- 口周辺の筋肉のたるみ
- 肌の乾燥
- 姿勢が悪い
- 噛み合わせ
それぞれ順にご説明していきます。
頬の筋肉のたるみ
年齢を重ねると筋肉は衰えていきますが、顔の筋肉についても同じことが言えます。
頬の筋肉のたるみは、マリオネットラインを作る原因のひとつです。
顔には多くの表情筋があり靭帯が支えています。若い頃は靭帯にもハリがあり、顔の筋肉が下がらないように働きます。
しかし、加齢とともに靭帯は弾力を失って筋肉を支えきれなくなり、重力によって筋肉が下に引っ張られてしまうのです。
また、頬は顔の中でも皮下脂肪が多いところなので、重力の影響を受けやすくたるみができやすい特徴もあります。
口周辺の筋肉のたるみ
頬の筋肉のほかに、口周辺の筋肉のたるみもマリオネットラインを作る要因になります。
特に注意が必要なのが、口周りにリング状にある「口輪筋」という筋肉です。
口輪筋は骨ではなく、筋膜というコラーゲンの層にくっついているのが特徴。
年齢を重ねて筋膜のハリがなくなると、口輪筋を上手に使えなくなり徐々に筋肉が衰えてたるんでしまいます。
また頬の筋肉がたるむと、その下に位置する口周りの筋肉にも影響を及ぼします。
たるんだ頬の筋肉が口周りの筋肉を押し下げ、頬の筋肉と口角から下の筋肉の境界にくっきりと溝が刻まれてしまうのです。
肌の乾燥
肌の乾燥は、シワやたるみを引き起こす原因のひとつです。潤いのなくなった肌は、バリア機能が低下し、水分保持能力が損なわれます。
潤いのない乾燥した肌は、弾力がなくなり、シワやたるみなどさまざまは肌トラブルを引き起こします。
肌質に関わらず、保湿ケアはしっかり行うようにしましょう。
姿勢が悪い
姿勢の悪さも、マリオネットラインと関係があります。
猫背で背中が丸く、あごが前に突き出したような姿勢をとっていると、顔の筋肉や皮膚がたるみ、マリオネットラインができやすくなります。
姿勢の悪さは、マリオネットラインだけでなく顔のシワやたるみにも影響するので注意が必要です。また姿勢が悪いと、血行不良で肌の新陳代謝が乱れる原因にもなります。
背筋を伸ばして軽く胸を開き、あごを引いて正しい姿勢を常に意識してください。
また、頬杖をつくのもNGです。頬杖をつくと、左右どちらかの筋肉に負担がかかります。頬杖をついて寄りかかると姿勢も悪くなるので気をつけましょう。
噛み合わせ
咀嚼は口周りの筋肉を多く使います。噛み合わせが悪いと、その分顔の左右の筋肉で強度の差が生まれ、マリオネットラインができやすくなります。
片側の歯でよく噛むクセがある人、よく噛まずに食事をする人、早食いの人なども注意が必要です。
口元の筋肉を正しく使い、よく噛んで食べる習慣をつけましょう。
また噛み合わせが悪いまま放置していると、顔の歪みや体に不調をきたすこともあります。気になる方は歯科医師に相談するとよいでしょう。
マリオネットラインに効果大!顔筋トレ方法
マリオネットラインの主な原因は、頬や口元の筋肉の衰えです。
つまり筋肉を鍛えれば、肌にハリが出てマリオネットラインが目立たなくなります!
ここからは、マリオネットライン解消に効果抜群な筋トレ方法を紹介します。
顔ヨガ:ひょっとこ口
- 唇を閉じて小さくすぼめ、前にぐっと突き出してひょっとこ口を作り、この状態で5秒間キープする
- 唇の形はそのままで、右にひょっとこ口を動かして5秒間キープする
- 同様に、今度は口を左に動かして5秒間キープする
- ①~③を1セットとして、毎日2~3セット行う
口輪筋や頬の筋肉に効く顔ヨガです。実際にやってみると、普段意識していない顔の筋肉を十分に使っているのがおわかりいただけるでしょう。
口元をきゅっと引き締め、マリオネットラインの改善に効果があります。
顔エクササイズ:リンパ流し
- 両手の人差し指と中指で、耳を挟む
- 手のひらはフェイスラインに沿うように当てる。ちょうど両手で頬杖をついているようなポーズをつくる
- その状態で、顔の後ろから手前に向かって、顔を小さく回すように動かす。
顔周りは老廃物がたまりやすい場所です。老廃物が滞ると、肌の新陳代謝が乱れ、肌の弾力を保つために必要な美容成分が作られなくなってしまいます。
エクササイズで耳周辺のリンパ管を刺激しましょう。リンパの流れが整い老廃物がきちんと排出されるようになると、新陳代謝が向上し美肌にも効果的です。
リンパ流しはテレビを見ながらでも取り組めるエクササイズなので、ぜひ試してみてくださいね。
突然ですが、マリオネットラインやほうれい線が目立つせいで、実年齢より老けて見られることはありませんか? 顔は第一印象を決…
マリオネットラインは乾燥にも要注意!
マリオネットラインができる原因のひとつに乾燥が挙げられます。
肌は表面から表皮、真皮、皮下組織の3つの組織からできています。それぞれ以下のような働きがあります。
- 表皮:紫外線やウイルスなどから肌の内部を守るとともに、水分の蒸発を防ぐバリア機能を有する。肌のターンオーバーが起こる場所であり、皮膚の新陳代謝を助ける働きがある
- 真皮:肌の弾力や水分を保持する。肌のハリを作るコラーゲンやエラスチン、潤いを保つヒアルロン酸などで構成される
- 皮下組織:血管やリンパ管が通っており、酸素や栄養素の運搬、老廃物の排出などの役割を担う
肌の内部から水分が蒸発すると、表皮に小さなシワが刻まれます。
このシワは「ちりめんじわ」とも呼ばれ、目元や口元など皮膚が薄い部分にできやすいのが特徴です。
また肌が乾燥していると、表皮のバリア機能が低下します。すると紫外線などのダメージが真皮層まで到達して、肌の弾力を保つために必要なコラーゲンやエラスチンなどの成分を破壊してしまいます。
このような要因から頬や口元がたるんでくると、ほうれい線やマリオネットラインができてしまうのです。
さらに、年齢を重ねるにつれ、コラーゲンやヒアルロン酸などの生成量が低下していきます。
体の内側からこれらの成分を作り出せる量が減っている状態で、さらに乾燥や紫外線などのダメージが重なると、シワやたるみ、マリオネットラインなどの形成に拍車をかけてしまうのです。
乾燥対策には保湿が重要
価格 | 7600円(※税別) |
容量 | 26g |
エイジングケア成分 | 植物ヒト型セラミド・ナイアシンアミド・クイックリフト®・オルニチン |
マリオネットラインをはじめ、このようなシワやたるみを予防・改善するためには、肌をしっかり保湿することが重要です。
保湿力の高い化粧水やクリームを使う、洗顔後は素早く化粧水で潤いを満たすなど、毎日のスキンケアも一度見直してみるとよいでしょう。
また冬はもちろんのこと、夏も紫外線で乾燥しやすいため、保湿ケアは欠かせません。保湿対策には1年中力を入れるようにしてください。
美容液をプラスして保湿対策するなら、白漢|しろ彩の「リレイズ」がおすすめです。
保湿成分「植物ヒト型セラミド」を世界で初めて美容液に配合したエイジング化粧品で、乾燥小じわの改善効果については臨床試験でも確認済みです。
エイジングアイテムを探しているという人はぜひチェックしてみてくださいね。
表情筋を鍛えてマリオネットラインを改善しよう!
いかがでしたでしょうか。
マリオネットラインができる原因は、年齢とともに表情筋が衰えることにあります。
マリオネットラインの予防や改善には、表情筋を鍛える顔の筋トレが効果的です。
顔のエクササイズはテレビを見ながら、家事をしながらついでにできるものばかりなので、誰でも気軽に取り組めるはずです。
表情筋のトレーニングを毎日の習慣にして、たるみのない美しい口元を目指しましょう!
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