【解説】マリオネットラインは痩せたら目立つの?正しいケア方法もご紹介!

口角の下から顎にかけてできるマリオネットライン

マリオネットラインは、加齢だけでなく痩せたら目立つともいわれています。

マリオネットラインがあると年齢よりも老けて見えることから、気にしている方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、マリオネットラインができる原因や痩せたら目立つ理由、解消法について徹底解説します。

 

マリオネットラインは口角から下に伸びる溝

マリオネットラインは、マリオネット(あやつり人形)の口元のように口角から顎に向かって下に伸びる溝のことです。ほうれい線の下にあるので、「二重ほうれい線」と呼ばれる場合もあります。

若い世代に現れることもありますが、40代くらいから目立ち始めるケースが多いです。

マリオネットラインがあると不機嫌そうに見えたり老けて見えたりするため、悩んでいる方が多く存在します。

 

マリオネットラインは痩せたら目立つ可能性

一度伸びた皮膚はすぐに縮まないため、急激なダイエットで痩せてしまうと皮膚がたるんでしまうことがあります。

また、運動をせずに過度な食事制限だけで痩せてしまうと、筋肉も落ちてマリオネットラインができやすくなるのです。

痩せたときにマリオネットラインを目立たせないようにするには、無理なダイエットは避けることが重要です

栄養バランスを意識した適度なカロリー制限と筋トレを組み合わせて、ゆっくりと減量しましょう。

 

マリオネットラインができる7つの原因

マリオネットラインができてしまうのは、以下の7つの原因があると考えられます。

  • 皮膚のたるみ
  • 筋肉のたるみ
  • 乾燥
  • 姿勢
  • 紫外線
  • 噛み合わせ
  • クセ

それぞれの原因について詳しく解説していきます。

 

皮膚のたるみ

私たちの肌には、ハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸、セラミドという成分が存在します。

加齢によってこれらの成分が減少すると、皮膚がたるんでマリオネットラインができやすくなるのです。

また、マリオネットラインがある部分には、皮膚や筋肉を骨につないで脂肪を支えている靭帯があります。

この靭帯も加齢とともに伸びて緩んでいくので、皮膚がたるんで脂肪を支える力が弱くなり、マリオネットラインができる原因となってしまうのです。

 

筋肉のたるみ

筋肉も脂肪を支えているため、加齢によって頬や口周りの筋力が衰えるとマリオネットラインができやすくなります。

マリオネットラインに関係しているのは、顎から首にかけて広がる「広頸筋(こうけいきん)」や、口周りにある「口輪筋(こうりんきん)」、「口角下制筋(こうかくかせいきん)」などです。

これらの筋肉は表情筋と呼ばれており、筋肉を動かす機会が少ないと筋力が衰えてしまい、マリオネットラインが目立つようになります

 

乾燥

肌が乾燥した状態が続くと、ハリや弾力に関わる成分が減少して皮膚のたるみにつながることがあります。

マリオネットラインやほうれい線が気になる人は、乾燥肌が原因かもしれません。

弾力を失った肌は、シワや毛穴のたるみなど肌トラブルを招く可能性もあるので注意が必要です。

 

姿勢

姿勢が悪いと頬や口周りの筋力が衰えて、皮膚がたるんでしまうことが多いです。

特に、猫背になっている人は下方向への力をかけ続けるため、広頚筋が衰え、マリオネットラインを悪化させてしまいます。

 

紫外線

紫外線を浴びると肌のハリや弾力を保つ成分が減少するため、皮膚のたるみを引き起こす可能性があります。

さらに紫外線を浴び続けるとバリア機能の低下を招き、乾燥しやすい肌になってしまうことも。

紫外線はシミや肌荒れ、ニキビ、アトピー性皮膚炎の悪化などあらゆる肌トラブルを招く原因となるため、紫外線対策は怠らないよう気をつけましょう。

 

噛み合わせ

歯並びの影響で噛み合わせが悪い、噛み締め癖があるという人は、左右の筋肉のバランスが悪くなってシワやたるみができやすくなります。

食事のときは片側だけで咀嚼しないように注意して、歯の噛み合わせが気になる場合は歯科医に治療法を相談してみましょう。

 

クセ

マリオネットラインの原因は、日常生活の癖が関係している可能性もあります。

  • 頬杖をつくことが多い
  • 食事中咀嚼する回数が少ない
  • ゴシゴシと力を入れて洗顔をしている
  • 無表情でいることが多い

このような癖がある人は、マリオネットラインの原因を作っている可能性が高いです。

これらの癖は皮膚のたるみや筋肉のたるみを招く恐れがあるので、思い当たる場合は直すようにしましょう。

 

マリオネットラインのケア方法

マリオネットライン対策として、おすすめのケア方法は以下の通りです。

  • スキンケアの見直し
  • 紫外線対策をこまめに行う
  • 食事で改善

それぞれのポイントをチェックしてみましょう。

 

マッサージや筋トレ

頬や筋肉のたるみを解消するには、リンパマッサージや筋トレ、顔ヨガなどの顔筋ケアを行うのがおすすめです。

ここでは、簡単にできるリンパマッサージと表情筋の筋トレ方法を紹介するので、ぜひ実践してみてくださいね。

 

【顔のリンパマッサージの方法】

顔のコリがあるとむくみが原因で表情筋を動かしにくくなってしまうので、リンパマッサージで顔をほぐすようにしましょう。皮膚を強く引っ張るとたるみの原因となるため、優しく行うのがポイントです。

  1. 小鼻の脇に指を当てて、優しくツボを押すように耳に向かってずらしていく
  2. 鼻筋から額に向かって、同じように優しく押しながら指をずらしていく
  3. 首横に手のひらを当てて、鎖骨に向かって滑らせる

 

【口角下制筋を緩める筋トレ方法】

口角の下にある口角下制筋が硬くなると、口角が下がってマリオネットラインができやすくなります。口角下制筋を緩める筋トレで、表情を柔らかくしましょう

  1. 口角に人差し指と中指を当てて、左右に優しく揺らす
  2. 少しずつ顎の方に指を移動させながら、同じように左右に揺らしていく

 

 

【広頚筋の筋トレ方法】

広頚筋は口元から首にかけて広がる筋肉です。皮膚や筋肉のたるみに大きく関わるので、しっかりと鍛えましょう。

 

  1. 姿勢を正しくして、まっすぐ前を向いて立つ
  2. ゆっくりと顎を上に向けていく
  3. 真上を向き、顎が引っ張られている感覚があるところで5秒キープする
  4. ゆっくりと元に戻す

 

スキンケアの見直し

誤ったスキンケア方法によって皮膚のたるみやシワができてしまっているかもしれません。

  • 肌質に合っていないスキンケアアイテムを使っている
  • 洗顔やクレンジングのときに肌をゴシゴシこすっている
  • 寝る前のクレンジングがしっかりできていない

など、これらが思い当たる人は、マリオネットラインを助長している可能性もあります。

 

誤ったスキンケアはお肌に刺激を与えてしまうことでターンオーバーを乱し、たるみやシワの原因となります。

自分のお肌に合ったスキンケアアイテムで、優しく丁寧なクレンジングや洗顔を心がけましょう

 

紫外線対策をこまめに行う

肌悩みの予防改善には、紫外線対策が欠かせません。

【おすすめの紫外線対策の方法】

  • 日焼け止めを塗る
  • サングラス・日傘・帽子・など紫外線対策グッズを使う
  • しっかりと保湿する

マリオネットラインの原因となる肌の乾燥や皮膚のたるみを防ぐためにも、日常生活での紫外線対策は必ず行いましょう

 

エイジングケアを始めとするトータルビューティ情報メディア【しろ彩コラム】

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正しいケアでマリオネットラインを撃退しよう

マリオネットラインは皮膚や筋肉のたるみが原因といわれていますが、無理なダイエット生活習慣間違ったスキンケアが影響している場合もあります。

マリオネットラインができる原因は、さまざまな要因が複合的に関係しているケースもあるので、今一度ご自身の生活習慣クセについて振り返ってみてくださいね。

毎日の正しいケアでマリオネットラインを撃退しましょう!

 

 

 

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