首のシワやたるみがあって老けて見える…そんな悩みを持つ女性も多いのではないでしょうか。
首は年齢が出やすいといわますが、加齢だけでなく生活習慣の影響でシワやたるみが現れることがあります。
今回の記事では、首のシワ・たるみができる原因や、毎日行いたいおすすめのストレッチや筋トレ方法について詳しく解説します。
首のシワやたるみができる原因
首のシワやたるみができる原因は、以下のようなものが考えられます。
- 乾燥によるもの
- 加齢によるもの
- スマホやPCの使いすぎ
- 枕の高さが合っていない
- 紫外線対策を怠っている
それぞれの原因について、詳しく解説していきます。
乾燥によるもの
首の皮膚はとても薄く、目元の皮膚と同じくらいの厚さしかありません。
水分を保ちにくく乾燥しやすい部位でもあるため、頷いたり下を向いたりする動作でシワができてしまう場合があります。
また、首は汗をかきやすいので、汗が蒸発するときにうるおいが奪われてしまうことも。
首のスキンケアをしていないという人は、乾燥が進む可能性が高いので注意しましょう。
加齢によるもの
年齢を重ねるとともに、肌のハリや弾力に関わる成分が減少するため、たるみやシワができやすくなります。
女性の場合、加齢により女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が低下することで、肌のハリや弾力に関わる成分が減少してしまいます。
さらに、加齢によって筋肉が衰えると、脂肪の重みを支えきれずにたるみができてシワを引き起こします。
特に、口元から首全体に広がる広頸筋(こうけいきん)の衰えは、顔と首のシワ・たるみの原因となります。
スマホやPCの使いすぎ
スマホやPCを使っているときに猫背やうつむきがちになっている人は、首に横ジワやたるみができやすくなります。
また、スマホやPCを使いすぎている人は、本来緩やかなカーブをしているはずの首の骨がまっすぐになってしまうことがあります。
この症状は「ストレートネック」と呼ばれ、首のシワ、たるみを引き起こす原因になる場合があるので気をつけましょう。
枕の高さが合っていない
眠っているときの枕が高いと、長時間あごを引いた状態になり首にシワが寄ってしまいます。
首にシワが寄った状態が続くと、そのまま残ってしまう場合があるので注意が必要です。
美肌には良質な睡眠が欠かせません。枕の高さが合っていないと良質な睡眠の妨げになることもあるので、自分の体に合った枕を使うようにしましょう。
紫外線対策を怠っている
紫外線を浴びた肌は乾燥しやすくなるため、紫外線対策を怠っている人はシワやたるみができやすい場合があります。
長時間紫外線を浴びると、皮膚細胞がダメージを受けてシワやたるみの原因になることもあるので注意が必要です。
【シワ・たるみケア】毎日行いたいストレッチや筋トレ方法
首のシワやたるみが気になる方は、ストレッチや筋トレでセルフケアをしましょう。
現在のシワの状態に関わらず、以下のストレッチや筋トレを習慣化することで今後の予防にも繋がります。
- 座ってできる肩甲骨周りのストレッチ
- 首の後ろのストレッチ
- 首の血行を良くするストレッチ
- 広頸筋を動かす筋トレ
- こめかみストレッチ
詳しいやり方をチェックして実践してみましょう。
座ってできる肩甲骨周りのストレッチ
姿勢が悪い人は、肩甲骨周りの筋肉が衰えがちです。正しい姿勢をキープするためにも、しっかりストレッチしましょう。
- あぐらをかいて床に座り、背筋を伸ばした状態で体の後ろで両手のひらを組む
- 腕を下に向かってまっすぐ伸ばす(6秒キープ)
- 腕を伸ばしたまま、左右に小さく振る(10回程度)
首の後ろのストレッチ
姿勢が悪い人は、首の後ろにある筋肉が硬くなりがちです。シワやたるみ、コリが気になる人は、首の後ろをストレッチしましょう。
- 椅子に座り、タオルを両手で持って頭の後ろにかける
- 首を前方に傾けるように、タオルをゆっくり引っ張る(10秒キープ)
- ゆっくりと元に戻す
首の血行を良くするストレッチ
シワやたるみを防ぐには、首の血行を良くするのも効果的です。
- あぐらをかいた状態で床に座り、背筋を伸ばす
- 右腕を左横に向けてまっすぐ伸ばし、左腕の肘を曲げて挟みこむ
- 右肩が上がらないように注意して、右肩甲骨から腕全体をストレッチするようにゆっくりと胸に引き寄せる
- 息を吐きながら、左目で右肩の下を見るように顔を左に向ける
- ゆっくりと元に戻す
反対側も同じようにストレッチしましょう。
広頸筋を動かす筋トレ
口元から首全体に広がる広頸筋は、顔や首のシワ・たるみに大きく関わる部分です。筋肉が衰えないように、意識的に動かしましょう。
- 正しい姿勢を保ち、顔をまっすぐ前に向ける
- 首に縦筋が立つように、口角を上げるのを意識しながら口を横に広げて「ひっひっひー」と声を出す
- リラックスして元に戻す
3回繰り返し×5〜10セットを目安に行うのがおすすめです。
こめかみストレッチ
首のコリやむくみの解消、フェイスラインの引き上げにも効果的なストレッチ方法です。
- 正しい姿勢を保ち、顔をまっすぐ前に向ける
- 左手を上にあげて右のこめかみに添える
- 優しく指で皮膚を引き上げる
- 顔を左に傾け、舌を左下に向けて突き出す
- 「ハーッ」と3回息を吐いたら元に戻す
反対側も同じようにストレッチしましょう。
ストレッチや筋トレ以外で効果的なケア方法
ストレッチや筋トレ以外では、以下のようなケア方法もシワ・たるみ対策に効果的です。
- しっかり保湿を行う
- 美しい姿勢をキープする
- 枕の高さを見直す
- マッサージなどでコリをほぐす
- 日焼け止めを首まで塗る
それぞれの具体的なポイントを見てみましょう。
しっかり保湿を行う
首の乾燥予防・改善には、しっかりと保湿をすることが大切です。
朝夜のメイク落としや洗顔、お風呂後などのスキンケアタイムには、首も一緒に化粧水や乳液、美容液、クリームなどでたっぷりと保湿しましょう。
乾燥が気になったら、日中もこまめに保湿をするのがおすすめです。
また、首に汗をかいたまま放置すると、乾燥や肌荒れの原因となります。
濡らしたハンカチやタオルで優しく押さえて汗を拭きとり、きちんと保湿ケアをしましょう。
美しい姿勢をキープする
首のシワやたるみは姿勢の悪さが影響するため、普段から美しい姿勢をキープするように心がけることが大切です。
胸を張って頭を引き上げるように意識すると、シワやたるみができにくいきれいな姿勢になります。
スマホやPCを見るときは、猫背になったり顎を下げすぎたりしないように注意するのがポイントです。
目線の高さに画面がくるようにして、首にシワを作らないようにしましょう。
枕の高さを見直す
眠っているときは、姿勢良く立っているときと同じ状態になっているのが理想とされています。首にシワを作らないようにするために、枕の高さを見直してみましょう。
枕は高すぎても低くすぎても首に負担がかかってしまうので、正しい姿勢が自然にキープできる枕を使うのがポイントです。
マッサージでコリをほぐす
スマホやPCを長時間使っている人は、首コリが起きやすい傾向があります。
首コリはシワやたるみなどを引き起こす原因となるため、リンパマッサージでしっかりとコリをほぐしましょう。
【マッサージのやり方】
- 首にクリームなどを塗る
- 顎下の窪みに人差し指と中指を添えて、耳の下に向かって滑らせる
- 耳の下から首の付け根に向かって指を滑らせる
肌に刺激を与えないように注意して、痛気持ちいいくらいの強さで行いましょう。
日焼け止めを首まで塗る
紫外線は肌を乾燥させたりダメージを与えたりするため、日焼け止めを首までしっかり塗るのもシワやたるみの解消に効果的です。
特に、紫外線量が増える夏は、UVカット効果のある服やストールで首の紫外線対策を行うのがおすすめです。外出時にはこまめに日焼け止めを塗り直して、紫外線から首を守りましょう。
首のシワやたるみを解消し-5歳肌を目指そう!
ヘアケアやスキンケア、ボディケアはしていても、ネックケアは怠りがち…。という方大半ではないでしょうか。
見た目年齢を若くするには、シワやたるみのない若々しい首をキープすることが重要なポイントです。
シワ・たるみ対策に効果的なストレッチや筋トレ、保湿ケアなどを行って自信が持てる首元を手に入れてくださいね。
今回ご紹介した美容情報を参考に、-5歳肌を目指しましょう!